もち麦「キラリモチ」

大麦の水溶性食物繊維

大麦は、野菜・米・麦と比較し、食物繊維量(特に水溶性食物繊維)が多く含まれており、そして、水溶性食物繊維である「β-グルカン」が多く含まれていることが知られています。
また、もち性大麦は、うるち性大麦よりも食物繊維量が多くなる傾向であることが、下記の図からご確認頂けます。

むぎ

※「もち性大麦品種『キラリモチ』の魅力!」(農研機構)をもとに作図

大麦β-グルカンとは?

穀物(米、小麦、大麦、ライ麦、えん麦など)の水溶性食物繊維「β-グルカン」は、グルコースのβ-(1→3)結合とβ-(1→4)結合が混じった構造を持つ「(1→3),(1→4)-β-D-グルカン」という高分子多糖です。このβグルカンは、大麦に最も多く含まれ、野菜やくだものには含まれていません。
麦ごはんを摂取すると、大麦に含まれている「β-グルカン」が膨潤して強いねばり(粘性)を生じ、デンプンを包み込むことによって、アミラーゼによるデンプンの消化を抑え、糖の吸収を穏やかにすることが知られています。

※「もち性大麦品種『キラリモチ』の魅力!」(農研機構)4頁を許可を得て転載

大麦の健康機能性や“もち麦”品種「キラリモチ」については
「もち性大麦品種『キラリモチ』の魅力!」 (農研機構 発行)をご参照ください。