多収極良食味あきあかね

「あきあかね」の特徴

1)収量性に優れる「収7388」を母とし、極良食味品種「中部109号」を父とした交配から育成した品種です。
2)育成地(新潟県上越市)での出穂期は、「あきだわら」とほぼ同じです。成熟期は「あきだわら」より3日早くなります(表1)。
3)稈長は「あきだわら」と同等、穂長は「あきだわら」よりも短く、穂数はともに「あきだわら」よりも多く、草型は「中間型」です(表1)。
4)育成地での玄米収量は「あきだわら」に比べて標肥栽培で2%程度、多肥栽培で5%程度劣ります。
5)粒重は「あきだわら」よりも2g程度大きく、玄米外観品質は「あきだわら」よりも良好であり、中食・外食実需者から高く評価されています(表2)食味は「コシヒカリ」並の極良食味です(表3)。

6)栽培適地は、「あきだわら」の栽培が可能な北陸から関東以西です。

栽培上の留意点

1)縞葉枯病、白葉枯病に弱いため、常発地での栽培は防除を徹底してください(表4)。
2)過剰な施肥は倒伏および玄米タンパク含有量の増加による食味の低下を招きますので、地力にあわせた適切な肥培管理を行ってください。

あきあかね
あきあかね
あきあかね
あきあかね
引用元:農研機構(https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/carc/081430.html)